前を歩く人の言葉

<Emmery Annexの過去ログ>

雑誌を読んでいて目にとまった印象的だった言葉を。

航空会社エアトランセを経営している江村林香さんの言葉
「取材は自分や会社の経緯についてばかり話をするから、過去のことばかりでつらい。人間は今と未来のことを話していると成長するということが、よく分かった」

アメリカで日系のNPOインターンをしていた時、日本からアメリカのNPO視察のアテンドを何度か体験しました。訪問先団体のスタッフが
「訪問された時の話はどうしても団体のこれまでの経緯といった過去の苦労話が期待されてしまう。本当に話をしたいのは、今どうしているのか、これからどうしていきたいか、なのだけど。」
なんて言っているのを聞いたことがあります。

江村さんと同じようなことを言っている訳ですが、多くの人が取材をしたい、話を聞きたいと思うようなことをしている人は、過去に自分が何をしたか、よりも今とこれからを常に考えているからこそ「私たちよりも一歩リードした存在」であるのかも、と思ったのです。
成功した人のこれまでの話を聞いて過去から学ぶことはあるけれど、自らの成長の為には今と未来を見ないと、ということですね。