せんばことば

北浜の三越百貨店跡地の解体工事現場の辺りをブラブラ歩いていたら工事中の囲いに何やら言葉が書かれているのを発見。
心斎橋そごうの工事中は、イチハラヒロコさんのアートになっていたので、またイチハラさん?と思って見に行ったら、「せんばことば」という「北船場ウォールアートプロジェクト」でした。

たくさんあるのですが、いくつか写真に収めてきたのをご紹介。

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上は「こどもことば」編です。
点がついている文字は、アクセントがつくところらしい。
子どもに「座りなさい」って言う時「おっちんして」と言ったりするけど、「おっちん」ってせんばことばかぁ。

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「こどもことば」編をもういっちょ。
「月」を「ののさん」って言うのは知らなかった。
というか、私が子どもの頃は使わなかった。
「よいよい」と「ちゃい」は使ってましたね。

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上は「しゃれことば」です。
知識として知ってたって感じ。
まず「おいど」って「おしり」のことです。
余談ですが、「まいど!」って言われたら「おいど!」って返す、
みたいなのもありますね。「おいど!」の時は、下半身をひねっておしりが前に見えるようにして。。とか、細々した決まりっつーかお遊びごとがありますけど。

看板の中身ですが、

「唐人のおいどで からけつ」
からけつは、お金が一銭もないってことです。

「黒犬のおいどで、おもしろうない」
「尾も白うない」→「面白うない」ですね。

「牛のおいどで ものしり」
「モーの尻」で「物知り」、か。


これ以外にもいろいろとあります。
現場に行って見られるのが一番ですが、行けないわぁって方は「船場ことば」をご覧ください。

父の母が船場商人の「いとさん(長女)」でしたので、船場ことばは、小さいときに祖母から聞いてた記憶かなぁ。